外壁塗装に適した気候条件は?季節ごとのメリット・デメリットを徹底解説

外壁塗装のスケジュールを眺める人々

外壁は年数が経てば経つほど劣化していきます。

また近年の災害により、お問い合わせも増えてきています。

ひび割れやチョーキングが発生する前に塗り替えをしたいものですが、外壁塗装はお金がかかる工事。
どうせなら、ご家庭の都合に合わせたり、塗り替えに適した季節に工事を依頼したいですよね。

そこで今回は、季節ごとの外壁塗装工事から受ける影響のメリット・デメリットをイメージしていただきやすいように、ご紹介します。

■外壁塗装に最も適した季節は”春”と”秋”

白い雲が浮かぶ青空

結論、外壁塗装に最も適した季節はであるといえます。
外壁塗装には、以下のように適切な気象条件というのが存在します。

・気温が6℃以上
・湿度が84%以下
・強風や雨、雪などが降っていない
・結露が発生していない

これらの気象条件を1つでも満たさない場合、外壁塗装をしても塗料がうまく固まらなかったり、劣化が進みやすくなったりします。
春(3~5月)や秋(9~11月)は、これらの条件を満たす日が比較的多いです。
気温や湿度が安定し、悪天候な日も少ないため、気候的には外壁塗装に適した季節であるといえます。

■外壁塗装の季節ごとのメリット・デメリット

外壁塗装は、絶対に春と秋でないといけないということはありません。
どちらもあくまで気候が適しているだけで、他の季節のメリットを考慮すると絶対的ではないのです。
ここでは、外壁塗装のメリット・デメリットを季節ごとにみていきましょう。
どうしてもタイミングが合わないという方はぜひ参考にしてみてください。

①春(3~5月)
満開の桜の木
<メリット>
・窓を閉め切った室内でも過ごしやすい

外壁塗装の施工中は、養生シートで窓を塞ぎ、塗料がガラスやサッシに飛散するのを防ぎます。
そのため、季節によっては換気ができず、湿気や熱い空気がこもりジメジメして過ごしにくくなってしまいます。
その点、春は、室内の温度が上昇することが比較的少ないため過ごしやすいのです。

・施工費用が安くなる可能性がある

春は最も外壁塗装の依頼が増える時期なので、たくさんの塗装業者による営業活動も活発です。
競争が激しくなるからこそ、期間限定の割引なども増えるため、施工費用が安くなるチャンスがあります。
お得な特典がついていないかきちんと確認してみることをおススメします。

・工事が予定通り進む可能性が高い

先ほど述べたように、春は天候が比較的安定している日が多いため、当初の予定通りに工事を進められる可能性が高いです。
工事が長引くことによるストレスは避けたいものです。
少しでもスケジュール通りに完工してほしい方は、春に依頼されるのが最も無難でしょう。

<デメリット>
・希望日程で工事できる可能性は低い

工事さえ始まってしまえばあとはスケジュール通りになるでしょうが、そもそも希望日程で工事できる可能性が低いのは春特有。
1年の中で最も外壁塗装の依頼が増える季節なので、契約したとしても順番待ちになる可能性が高いです。
春にすると決めた段階で、お早めに業者に依頼し、工事の日程を抑えましょう。

・春雨前線の到来で工事が長引くことも

春雨前が到来する3月下旬~4月上旬は、春の中でも比較的雨が多い時期になります。
この時期に工期が重なってしまうと、場合によっては塗装工事がストップしてしまうことも稀にあります。
とはいえ、春雨前線は数日間程度しか留まらないため、ほとんど心配ないといってよいでしょう。

②梅雨(6月)

梅雨に咲くアジサイの花

梅雨は、外壁塗装の天敵”雨”が1年で最も多い季節。
そんな時期に外壁塗装はしてよいものか、みていきましょう。

<メリット>
・業者の工事に空きがある

梅雨はやはり雨が多い季節なので、繁忙期の春から一気に工事が落ち着きます。
そのため、業者の工事を希望日程通りに実施しやすいです。
繁忙期には落ち着いてできない相見積りなども、この時期ならじっくりできるでしょう。

・キャンペーンをしている業者もある

梅雨の時期は春に比べむしろ閑散とするため、集客のために割引やサービスを打ち出す業者が増えます。
工事や調査の予約も空きがあるので満員御礼となる可能性も低く、スムーズにお値打ちな価格で依頼ができるでしょう。

<デメリット>
・工事が延長になる可能性が高い

やはり雨が頻繁に降るため、工事が延長になる可能性は高いです。
2週間でできる工事が3週間かかる、などは十分考えられます。
また、そもそも業者の腕が悪く、工事が長引くこともありえます。
そのため、予定の工期+7日間くらいの余裕を持たせたスケジュールを組んだ方がよいでしょう。

・塗料の臭いがなかなか抜けない

外壁塗装の塗料はシンナーのような独特な香りを放ちます。
この臭いは乾燥していれば気化しますが、湿度の高い梅雨の時期では中々臭いが抜けきりません。
工事が長引く可能性も考えると、ご近所様への配慮などが必要になります。

③夏(7~8月)

スイカや水ヨーヨーの並んだ画像

夏は気温が高く、湿度もそれなりに高い季節です。
外壁塗装に適したイメージはあまりないですが、果たしていかがでしょう。

<メリット>
・日照時間が長いため、作業時間をたくさん確保できる

夏は1年の中で特に日照時間が長いため、業者が作業時間をたくさん確保できます。
早々に暗くなったことで、作業を中断し明日に持ち越すということはまずありません。
とはいえ業者もスケジュールを細かく組んでいるため、その日必要な作業は日中に終わらせるよう工夫しています。
もし、作業時間に希望があれば事前に業者と相談しても良いでしょう。

・塗料の乾燥が早く進む

夏は気温が高いため、湿度に関わらず塗料が早く乾燥します。
我々業者にとって、乾燥不良による塗膜の剥がれは避けたいところ。
その点、夏の気温の高さは外壁塗装における強い味方なのです。
塗料の臭いも比較的早く消えるので、ご近所様にとっても安心です。

<デメリット>
・窓を閉め切ると蒸し暑い

先ほど述べたように、外壁塗装の際は塗料の飛散防止のため窓に養生を施します。
その間窓を閉め切る必要がありますが、気温が高いため室内が非常に蒸し暑くなってしまいます。
工事中にエアコンをつけても支障がないか、業者に事前に確認しておきましょう。

・夕立が降る可能性がある

夏は夕立がつきもの。
夕立は突然の土砂降りになることが多いため、塗装工事が中断する可能性があります。
梅雨ほどではないものの、スケジュールのズレが生じやすい季節でもあるため注意しましょう。

・お盆をまたぐと工期が長引く

お盆期間中は塗装業者も休みになるため、工事がストップします。
もし工期がお盆休みをまたぐ場合は、その期間の分だけ工期が長引いてしまうのです。
お盆前後に塗装のスケジュールを組むか、どうしてもまたぐ必要がある場合は、その分余裕を持ったスケジュールを検討しましょう。

④秋(9~11月)

イチョウの葉

秋は春と気候が似ているため、最も外壁塗装に適した季節です。
スケジュール通りに工事が進みやすいだけでなく、以下のメリット・デメリットがあります。

<メリット>

秋は、春と同様に経済的で快適な施工ができる季節です。
違いがあるとすれば、秋の方が乾燥しやすいことでしょう。

春は、梅雨に向けてだんだんとジメジメした空気になってきます。
逆に秋は冬に向けて乾燥した空気になるため、塗料が比較的乾燥しやすく、安定した施工がしやすい季節なのです。

<デメリット>
・秋雨前線と台風が来る可能性がある

春雨前線と同様、秋雨前線により雨が降り、塗装工事が長引く可能性があります。
ただし秋は台風が発生する可能性も高いです。
どちらも数日間の話ですが、塗装を依頼したエリアがどれほどの悪天候になるかは直前でなければわかりません。
大事をとって早めに工事を中止する業者もあるため、やはりスケジュールに余裕を持つことが大切です。

・希望日程通りに工事が始められない

春と同様、人気の季節なので希望日程で塗装工事が始められない可能性は高いです。
また、年末にさしかかり「新年までにキリ良く済ませておきたい」と駆け込むお客様も少なくありません。
そのため、春よりも前倒しで依頼を決める意識を持ちましょう。
とはいえ焦りは禁物なので、複数の業者と比較できる余裕も持つことが大切です。

⑤冬(12~2月)

雪だるま

冬は夏と同様、極端に気温や湿度が変化します。
そんなひんやりした季節にも、外壁塗装を行うことはできます。

<メリット>
・空気が乾燥しており、塗料が乾きやすい

冬は空気が乾燥しているため、塗料を塗っても乾きやすいです。
冬の中で比較的暖かい日でも、湿度が85%を上回ることはないでしょう。
塗料の密着不良や剥がれ、縮みなどの欠陥はすべて主に湿度の高さから生じます。
そのため、塗装工事にとって冬のカラッとした空気は好都合なのです。

・晴れの日が多く、工事が中断になりにくい

冬は晴れの日が多いため、工事が中断になりにくいです。
冬の気圧配置は「西高東低」。とくに太平洋側は晴れの日が多く、最初に設定したスケジュール通りに作業が進む可能性が高いです。
また、夏は夕立のような急な悪天候、春・秋は前線や台風により作業が中断するリスクが高いです。
冬には、そのような季節特有の悪天候が存在しないため、突然中断ということもほぼありません。

・閑散期なので、費用が割引になる可能性がある

冬は梅雨同様に閑散期で工事数が減ってしまいます。
そのため、割引により相場よりも安い施工費用で依頼できる業者が増えます。
また、閑散期はスケジュールが組みやすいため、安くて高品質な優良業者に依頼できる可能性が比較的高いです。

<デメリット>
・塗装の作業効率が悪くなる

エリアにもよりますが、気温が5℃以下になることで塗装工事がストップする可能性があります。
塗料は液状で、気温が低すぎると凍って外壁に密着しにくくなるためです。
また、冬は積雪や結露も生じるため危険です。
安全確認をする分作業が長引きがちなので、スケジュールに余裕を持つことが大切です。
ただ、冬は外壁塗装の閑散期なので、ご自身のご都合に合わせたスケジューリングがしやすいので心配はないでしょう。

・日照時間が短い分、作業時間も短くなる

冬は季節の中で最も日照時間が短いため、作業できる時間がその分短くなってしまいます。
そのため、場合によっては明日に作業が持ち越しになあります。
ただし、業者はたいてい日の出・日の入りを考慮したスケジュールを細かく設定しているため、基本的には心配しなくてよいでしょう。

■長野県での外壁塗装はPaint Ollie(ペイントオーリー)へ!

茶色いペンキを塗る人

Paint Ollie(ペイントオーリー)は、長野県全域で、外壁塗装・屋根塗装・防水工事を承っている塗装店です。
一級塗装技能士の資格をもつ職人がご契約から施工まで担当しますので、安心して工事をお任せできます。
地域に根差した塗装店ですので、長野県の環境特性を踏まえたご提案をいたします。

長野県にて外壁塗装・屋根塗装をお考えでしたら、ぜひ当方にお任せください。
以下のメールフォームより、お見積り・ご相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

お見積り・ご相談はこちら>>

■まとめ

スマートフォンと手帳

外壁塗装が気候的に適しているのは春と秋ですが、気候以外にも「技術力の高さ」と「スケジュール調整のしやすさ」は大切です。
どんなに気候がよくても業者の腕が悪ければ意味がありませんし、スケジュールに余裕があれば優良業者ともスケジューリングしやすいです。

時期によっては各ご家庭で色々な事情もおありかと思いますので、随時相談をしながら塗装の仕上がりだけでなく、少しでも快適な塗装期間にしていただけるよう尽力していきます。

一度、弊社ペイントオーリーまでお問い合わせください!

 


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